雑木林工房だより

第102回
更新/2014/4/2

教室の遠足で東近江へ

ハクモクレン



近江商人発祥の地、滋賀県東近江市五個荘へ行ってきました。
年に一度の陶芸教室の遠足です。

ハクモクレン

知人の陶芸家 有岡保行さんが五個荘の古民家を改装してオープンされた cafe & gallery "Hakmokren"(ハクモクレン)へ。
 ちょうど奈良在住の作家「豊住和廣 陶芸展」が開催されていました。
古民家に展示された豊住さんの作品。いつも以上に優しい表情をしていました。


五個荘



五個荘には立派な蔵屋敷が立ち並ぶ一角があります。
3月でしたので、各家々で雛人形の展示がおこなわれていました。


五個荘

江戸時代から伝わる風格ある大きな屋敷に由緒あるお雛様を見て回るのも楽しく、
古い町並みを大切に残されている皆様に近江商人の心意気を感じました。


ヘムスロイド村



次にHakmokrenから車で20分ほど走り 「ヘムスロイド工芸村」へ行きました。
有岡さんに紹介してもらった、工芸工房が集まっている所です。
東近江市が作ったというこの施設は、森の中に様々な素敵な工房が点在して、作家どうしの交流もあり羨ましい環境です。


ヘムスロイド村



ここはガラス作家の工房で、作品のショップも併設されています。
ガラスの窯と制作の手順などを説明してくださいました。
ほかに鉄の作家の工房も見せてもらいました。


日登美美術館

最後は バーナード・リーチの作品を沢山展示されている「日登美美術館」に行きました。
この地で育った館長が大阪で財をなしてコツコツ集められて開館されたそうです。
ここではこの地のブドウを使ったワインやパンなどにも力を入れられています。それは生活に根づいたアートを大切にしたいからだそうです。

静かな湖東の山の中で  豊かな時間が流れているのを実感した一日でした。