雑木林工房だより
第132回
更新/2016/6/2

若狭 小浜へ　教室の遠足

奈良から日帰りは無理かと思っていた若狭が、新しくできた高速道路のお陰で日帰りできるようになり、福井県小浜へ陶芸教室の皆と出かけました。

昨日と打って変わった晴天の一日で、まず訪れたのが「蘇洞門めぐり遊覧船」。
波はきつかったですが　青い海と空、豪快な奇岩を巡るクルージングを楽しみました。

若狭 神宮寺は奈良 東大寺の「お水取り」に先がけ「お水送り」の行事を行うことで有名です。
その名の通り神仏両道を起源とする由緒あるお寺です。厳かな本堂をはじめ、木々に囲まれた境内隅々まで神々しい気が満ちているようでした。

境内にあるこの井戸の湧き水を汲み「お水送り」されます。
私たちも清めてから一杯いただきました。

少し離れたここまでその香水を運び「お水送り」をする「鵜之瀬」です。
ここと東大寺二月堂の若狭井がつながっているのです。
奈良 東大寺開山 良弁僧正もこの地で生誕し、神宮寺の開山僧侶が大和に伴ったとのこと、奈良との縁の深さを知ることができました。

若狭三方縄文博物館です。
この建物は土偶のおなかをイメージして作られたそうです。

縄文土器は少なかったですが、三方五湖から出土した縄文の丸木舟や、７万年間の水月湖年縞が印象に残りました。

帰りはレインボーラインを通って、美しい三方五湖を見ながら帰路につきました。
若狭の歴史と豊かさを再認識できた良い一日でした。