第172回
更新/2019/4/23

春、五條と静岡へ行ってきました

五條 今昔の里
「今昔の里」に陶房を持っていらっしゃる中里さんのお誘いで、桜満開の奈良県 五條を訪れました。

この全ての空間を作られた吉村 勇さんは　昨年94歳？で亡くなられましたが、自力で立てられたこの三重塔やログハウス、竪穴式住居などが、植えられた桜と共に元気に私たちを出迎えてくれました。
奥様から苦労してこの地を切り開いたことなどをお聞きして、吉村さんを偲びつつ美しい春の1日を過ごしました。



空の広さ、美しさ、ここは桃源郷です。



用意していただいた日本酒。地元のお酒「風の森」。聞き酒会に出たというNo.17のお酒。どれもとても美味しかったです。



「時雨陶房」　中里さんの工房です。
牛小屋を吉村さんと一緒に改装して陶芸教室をされています。





静岡県立美術館と芹沢銈介美術館

静岡県立美術館です。
教室の皆さんと静岡日帰り遠足に行ってきました。
ここは有名なロダン館。世界でも屈指のコレクションです。デッサンしている方もいて、本物を近くに見ながらデッサンもできるなんて、なんて幸せなことでしょう。



ロダンの「地獄の門」　迫力があります。
写真にはないのですが、本館では「屏風爛漫」展が開催されていました。
伊藤若冲のドット作品の「樹下鳥獣図屏風」などの、見事な所蔵品を近くから見ることができました。


続いて　静岡市立 芹沢銈介美術館へ行きました。

染色家・芹沢銈介の作品とコレクションが展示されています。
石水館と名づけられたこの美術館は白井晟一の設計です。



あたたかで 斬新な芹沢銈介の型染めがたくさん展示され、なかなか見応えがあります。


登呂遺跡

芹沢銈介美術館は、弥生時代の有名な登呂遺跡の一画にあるため、
弥生の集落が再現されています。


静岡の豊かさを体感した　春の一日でした。