第200回
更新/2021/4/1

一風工房の歩んできた道

雑木林工房だよりは今回で第200回を迎えました。
この機会に一風工房のことを振り返ってみたいと思います。
 工房だより
現在の所に移転する前、生駒市壱分町に初めの一風工房を作りました。
工房だより
1980年 私たちが所帯をもって家の横に増築をした時、一階の9畳のこの板の間を一風工房と名付けたのです。
自作の工作机が中央に一つ。まわりに人が座るといっぱいになるくらいの部屋でしたが、いづれはいろいろな人が来て陶芸などの創作をしてもらう工房にしたいという想いがありました。
(この写真は2枚のアナログ写真を貼り合わせています)


 工房だより
それより2年ほど前から初めの窯と陶芸小屋を造っていました。
 工房だより


工房の台所には自作のタイルを貼りました。
工房だより


トイレにもつくりました。およそ400枚。陶板を作るのもトイレに貼るのも自分達でしたのでとても大変でしたが、ちょっと楽しいものになりました。
工房だより


その後1988年 現在の土地を求め、自宅(左)と工房(右)を新築しました。
 工房だより


玄関へ至る通路には、また自作のタイルを計画してあらかじめ作り、左官屋さんに貼ってもらいました。
 工房だより


新しい一風工房では陶芸教室を開始し、会員さんの成果を発表する「一風陶房展」も開催するようになりました。


 工房だより
1995年 増築することになり、床の一部と壁を一旦とっぱらっています。
 工房だより
使い勝手の良くなかったところを変えて、二階建てにしました。


 陶芸教室
新装なった工房の部屋で日曜教室の作品展も開催しました。


 工房だより
2000年代に入り、隣の土地を縁があって購入しました。裏山の雑木林も私有地になりました。木を植えたり道を作ったり 手をいれて庭づくりは楽しんでいます。そして増築。


 工房だより
2006年暮に展示室と窯場の部屋ができました。教室も少し広く改良。
薪ストーブを設けて初めの火入れをしました。


 陶芸教室
窯場は改装したことでずっと仕事がしやすくなりました。

私たちも歳をとりました。ペースは少しゆっくりにして、これからも陶芸、絵本作り、庭仕事を この雑木林に囲まれた工房で続けていきたいと願っています。


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(追記)
工房だより
最初の工房の見取図が昔のスクラップ帳から出てきました。こんな部屋でした。
(1983年のPICTURE CLUB掲載、イラスト:百木一朗)