第214回
更新/2022/6/24

しまなみ海道へ 一泊



二人の仕事がちょっと一段落しました。
天気予報を見ると、梅雨の晴れ間のよう。
前から行きたかった「しまなみ海道」に 急遽出かけることにしました。
明石大橋を渡り、鳴門大橋を通過すれば 四国です。
工房だより
香川県へ走り、瀬戸大橋のある坂出まで来ました。


工房だより
「香川県立東山魁夷せとうち美術館」がこの橋のたもとにあります。
大きい作品はなく版画やスケッチが多いのですが、東山魁夷の青を思わせる海と空が映える、谷口吉生設計の気持ち良い美術館です。


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「丸亀市猪熊弦一郎現代美術館」
改修工事が終わりこの6月からオープンした大好きな美術館。
工房だより
猪熊弦一郎の楽しい絵も大好きですが、谷口吉生設計の自然光溢れる開放的なこの美術館に再訪するのも今回の目的でした。
3階屋外のカスケードプラザにも作品が配置され、それを眺められるカフェのケーキも美味しく、図書室も見学できました。


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丸亀といえば うどん!
あちこちにうどん屋があるのに、店内には人がたくさん並んでいるので感心しました。


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しまなみ海道 「大三島 憩の家」
廃校になった旧小学校校舎を建築家伊東豊雄をはじめ、近隣の皆さん、たくさんの人が関わってリノベーションされた宿泊施設です。
工房だより
たっぷりした懐かしい空間に ゆったりした時間が流れて、よき一晩を過ごしました。


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「伊東豊雄建築ミュージアム」
憩の家から海沿いに走っていくと、幾何学形の茶色の建物が見えてきます。
伊東豊雄設計の「スチールハット」です。もう一つは自宅を再現した「シルバーハット」こちらは透明感溢れる軽やかな建物。小さな島にこのミュージアムがあるのが嬉しい。
大三島に縁ができた伊東豊雄は、大三島を日本で一番住み易い島にしようと、ワイナリーを作って地域起こしをしようとしたら、地元のお年寄りに「この島は変わらなくて良い」と言われたそうです。「変わらなくても良い」それもなんとなくわかる気がします。


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「大山祇神社」おおやまづみ神社
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日本総鎮守と呼ばれ 御祭神は天照大神の兄神で、古事記、日本書紀には「山の神」と記せられる由緒ある神社が、この大三島にあります。
鎧などの国宝が八点、重要文化財は六百八十二点も指定されていて、古くから信仰を集めていたようです。
御神木の樹齢2600年の大きな楠の樹。神気が宿っています。


しまなみ
しまなみを今回は四国側から北上しました 赤印が宿泊地


工房だより
ただただ海が見たいと、このしまなみ海道に来たのですが、大山祇神社をはじめ、南北朝から戦国時代にかけて瀬戸内海を支配した村上海賊はこの島々を拠点としていたことなど、自然だけでなく文化と歴史も豊かな島々であることを認識しました。


サイクリングのコースとしても人気がある「しまなみ海道」。いくつもの島をつなぐ大きく美しい橋も圧巻でした。