雑木林工房だより

第94回
更新/2013/8/3

夏は風を通して

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皆さま 暑中お見舞い申し上げます。
今月末に始まる個展に向けて、暑さの中がんばっています。


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生駒山麓の我が工房は、真昼の直射日光が射す下では確かに暑いですが、雑木林を通ってくる風がときおり涼しさをもたらしてくれます。
クーラーは無く、必要に応じて扇風機をかけています。


工房を建てる時から、夏の対策として、ひさしは大きめで日陰になるように。そして風がよく通るように考えました。
たくさん窓をつけてもらい、開閉できる窓にはすべて網戸をつけてあります。虫も多いのです。


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夏になると、このカウンター下の板戸をはね上げて風を通します。


光も入るので、部屋がちょっと浮き上がったように見えます。


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カウンターの裏側へ持ち上げて、止めるところ。
アナログ式です。
ここは冬の寒さは厳しいので、秋冬は板戸を下げてふさぎます。


窯場の上部の窓は手が届かないほど高いので、普通なら固定の窓にするところですが、窯の熱気を逃すために、開閉できるようにしてもらいました。ここにも網戸が付けてあります。
長い木の棒が取り付けてあってそれを下から持ってエイヤッ、と開けます。これもアナログ。

下に写っているのが陶芸窯です。

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でも、やはり暑いです。
窯をたくとさらに暑さを増します。


雑木林を通ってくる心地よい風がいっぱい吹いて、なんとかこの夏が乗りきれますように。