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雑木林 工房だより-78

更新-2012/6/2

       

 

 


         釉薬をかけた作品に とんぼがとまっていました

   
 

初夏 雑草と虫
ギャラリー桜の庄兵衛での木工家具展

 

 
 

黄色のアフリカタンポポ、紫色のニワセキショウ、ピンクの月見草、我が工房の庭は初夏の陽光を浴びて小さな草原の様です。
しかし雑草… このように花の咲き乱れる草原にするには手で草引きをしなければなりません。他人が見たらきっと草ぼうぼうの庭にしか見えないでしょう。

裏の庭はそれこそ雑草ぼうぼう。ここは少しずつ機械を使って草刈りをしていますが、植物の繁殖力には追いつきません。

   
 

この時期、沢山のけむしが右往左往しています。気がつけば新芽がすべて食べ尽されている事も多々あります。防虫剤をまいて備えますが、昨日も木の幹にけむしがびっしり着いていました。

蝶が舞い、とんぼが仕事場を訪れ、と書けばのどかな工房を連想していただけるとは思うのですが、暑くなるこれから雑草と様々な虫との戦いが始まります。

   

 
   

 

 

ギャラリー桜の庄兵衛で 上山さんの木工家具展

 

 

 

 

大阪府豊中市にある、ギャラリー桜の庄兵衛で、木工家具作家の上山隆久さんの作品展が開かれていたので行ってきました。

とても 穏やかで、心地よい木の家具が並びます。

このギャラリーは江戸時代からの立派なお屋敷で登録文化財になっています。折りにつけて美術展やコンサート会場として提供されています。
いつもの風格ある和風の座敷が、これらの家具があるために、ちょっとモダンな空間に見えました。

 

 



>桜の庄兵衛 HP

   
     

上山さん作の椅子に掛けさせてもらいましたが、とても座り心地が良いのです。
背が美しいラインで出来ていて、腰の上あたりをうまく支えてくれます。
そして、座面は細かい彫りでゆったりしたカーブがつくられています。
上山さんによると、それによって座った身体が前へずれることなく落ち着きます。また、細かい凹凸で表面が暖かい感触になるようにしてあるのだそうです。

 

 

 

 

 

入り口の広い土間には、家具の他に、これも上山さん作の木製スピーカーが置かれ、ジャズが流れます。

いろいろ拝見しているうちに、思わず長居をしてしまいました。

この秋 市川和美がここで陶展をすることになっています。この凛とした広いギャラリーに作品を並べられる事、楽しみです。

 
 

 

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