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雑木林 工房だより-66

更新-2011/6/8

 
 

天野の里、森岡成好、由利子さんの陶房と、高野山

 

 

 
高野山の麓、天野の里に丹生都比売神社があります。弘法大師がこの社から社地を借り受けて1200年前に高野山を開山したという神仏融合はじまりの社として世界遺産に登録されている由緒正しい社です。高野山に登る修験者は この社をお参りしてから登る慣しがあるそうです。確かに立派で霊験ある美しい神社でした。

神社の近く、天野の里におおきな薪窯で南蛮、焼き締め、白磁を制作されている森岡先生の工房を訪ねました。自ら作られた大きな薪窯が大きな工房に3基、窯から出たての作品が足の踏み場も無いくらい並べられ、森岡夫妻の歓待を受けながら、そのおおらかな作風と人柄に皆魅せられました。

 


白磁の大壺は奥様の由利子さんの作品。径50〜60cmはあります。

大鉢を2つ ろくろでひいて、上は逆さにしてくっつけて制作されるそうです。磁土でここまで作られ、薪窯で焼かれた作品は李朝を偲ばせる温かく凛としておもわず抱え込みたくなる作品です。

 

 

次の窯用にたくさんの薪が用意されていました。
お家もすべて自分たちで作られたそうです。おおきな開放感あふれる空間!そのスケールの大きさに作品ともども魅せられました。
 


高野山 奥の院の参道に高くそびえる幽玄な老杉


金剛三昧院の天然記念物のしゃくなげ

昼からは高野山にのぼり、金剛峯寺、奥の院など参拝しました。

丹生都比売神社を参拝してから、高野山と参詣の順番が良かったのか、何度か参拝した高野山ですが今回は特に心厳かに参拝できたように感じました。

 

 

 

 

 

 

丁度 しゃくなげが美しく全山を彩っていました。
   
 

 

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