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雑木林 工房だより-73

更新-2012/1/1

       



   

辰年

 

 
 

今年こそ穏やかな一年になりますように。

庭の花を生けました。
ことほぎ掛け花(市川和美 作)

   

 


先月に続きイタリア旅行の続編です

 
 

 



サン・ミニアート・アル・モンテ教会

 

フリーの二人だけの旅行だったので、バスや鉄道にうまくのれるかどうかなど、はらはらする場面が多々ありました。
イタリアの芸術の幅の広さ、古い街並みをうまく残して、内部は新しいイタリアを提示するセンス。
さすがローマ帝国、そちこちに歴史を感じました。

今回は特に印象に残った場所を書きます。

   
 

フィレンツェ

サン・ミニアート・アル・モンテ教会

「辰 」を見つけました。祭壇下に大理石の寄せ木細工でできたユーモラスなドラゴン!

こんな楽しい図柄がここにはちりばめられていました。

この教会は ミケランジェロ広場の丘を上がっていった所にあります。
中世以前の教会が下部にあり、他の教会とは少し趣きが違って祭壇の模様もアニミズム的で面白かったです。

 
 



サンタ・クローチェ教会のパッツィ家礼拝堂


サン・マルコ美術館の僧房

       

サンタ・クローチェ教会

趣のある静かな大教会。内部も立派でしたが、中庭の緑の風情も素敵で、側にあるパッツィ家礼拝堂は かろやかなの上部が現代的です。
これもブルネッレスキ設計だそうで、フィレンツェ・ルネッサンスにまた感動しました。

 

サン・マルコ美術館

もと修道院だった、小さな僧房の一つ一つににフラ・アンジェリコのフレスコ画が飾られています。
その僧房の素朴さと小さな窓、修道士達がここで祈りの日常を送った日々に思いを馳せます。

 

 

 

 

 

 

 

 

 
 



サン・ダミアーノ修道院


サンタ・マリア・デッリ・アンジェリ教会

 

 

アッシジ

サン・ダミアーノ修道院

聖フランチェスコが神の声を聞き、聖キアーラが信仰生活を送ったという大事な聖地。
アッシジの町から20分ほど木立の中を歩いた所にあり、着いたのが早すぎて1時間ほど待っていました。静かな木立の中で鳥の声を聞きながら、修道士たちが掃除しているのを見ていた時間。私達にとってもすがすがしい聖なる時間でした。

サンタ・マリア・デッリ・アンジェリ教会

聖フランチェスコが建て直した小さな粗末な教会がこの大きなバロック様式の大伽藍のなかにあります。
聖フランチェスコが亡くなったのもここで当時は随分素朴な教会だったのでしょう。アッシジを去る最後に訪れました。
ここでも拝観まで随分待ちました。我が工房のふうの木に似た木が美しく紅葉して足下に落ちてきます。鳥達も寄ってきます。イタリアでは人と動物がとても近い距離にいることを感じます。

 

 

 

 

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