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雑木林 工房だより-75

更新-2012/3/2

 
 



 

出雲大社の屋根葺き替え

 

 

いま出雲大社は、平成の大遷宮として、60年ぶりの大改修ががおこなわれています。
本殿(国宝)大屋根の檜皮葺き替え(ひわだ ふきかえ)を見学できるというので初めて出雲大社に行ってきました。

 

 
   

上が葺き替えられる前の本殿です。
(写真はいずれも出雲大社のホームページより。
 写真撮影は許可されていません )
見学したときは葺き替えが終了した段階でしたが、本殿全体の改修はまだ続きます。

順番を待って、少人数づつ、工事用の階段を伝って見学します。

それは見事なものでした。
檜(ひのき)の皮をたんねんに重ねて、これだけの厚みにしてあります。隅々まで美しく形づくられて立派です。
職人さんたちの技と、これを実現させている日本の伝統文化は素晴らしいと思います。

 

 

 

 
   

(ここから下は自分で撮った写真です)


檜皮葺きを説明している展示品です

 

行った当日は雪でした。
境内にある神楽殿には長さ13m、重さ5t という日本最大の大注連縄(しめなわ)があります。この写真が出雲大社のシンボルとしてよく知られているので、ここが本殿と勘違いしていました。

 

本殿は改修のため奥に見える工事の覆いに包まれています。

見学する服装はTシャツやジーンズは駄目で特に正装というほどではなくてもよいがきちんと、とあらかじめ聞いていました。マフラーや手袋もはずします。

 

写真の展示品のようにして、その檜皮葺きができているわけです。最大のところでは厚みが90cm くらいあるということです。微妙な重ね方で曲面も出来ています。

 

 

 

60年に一度のこの遷宮の機会でないと見学できないものということで、奈良からバスで片道6時間近くかかり日帰りしました。

いつか再び訪れて完成した本殿にゆっくり参拝したいと思います。近くの宍道湖、松江の町も良さそうです。

   

 

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