第186回
更新/2020/2/1

岡﨑乾二郎展

工房だより
豊田市美術館で「岡﨑乾二郎 視覚のカイソウ」展が開催されています。
造形作家 岡崎乾二郎のことはテレビの「日曜美術館」で紹介されるまで知りませんでした。
なかなか興味深い作家です。
豊田市美術館にはここ生駒から車で3時間半ほどかかります。
途中の山添村の山道、鈴鹿峠では霙が降り、四日市市の煙突、名古屋湾の賑わい、それぞれの地域の風景を窓越しに見るのがなかなか楽しく、美術館も素敵で企画も面白く、時々出かけます。


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会場に入るとレリーフが並んでいます。厚紙やポリプロピレンなどで作られた同じレリーフにそれぞれ不思議な色彩が施され、異なる空間が存在するかのように感じます。
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大きな絵画は二つが対になっていて、一つの絵、二つの絵、想像上で重ねてみると又違う絵が見える、という風に見る側が試されているようです。


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小さな絵は 木でできた額縁も絵になっています。


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大きな大きな立体。視覚を変えると違う世界が見える。
豊田市美術館の迷路のような空間が 岡崎乾二郎によってもっと不思議なワクワク空間に変身しています。


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作家は「この世界は決して一元的なものではなく、たがいに相容れない固有性をもったばらばらな複数の世界から成る。そして、それらが一つに融合されることなく、それぞれの個性を保ったまま交通することが可能となる、どこにもない場所が成り立つとき、豊かな創造性が生まれるのだ。」と言います。


画像の説明


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作品ごとにつけられた タイトルと言葉の面白さ!(たとえばこのような)
何度読んでもわからないけど、なにかが残っている。


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併設のレストランでランチをいただきました。なかなか美味しかったです。
デザートに「岡崎乾二郎 視覚のカイソウ」をイメージしたZERO THUMBNAILをいただきました。