雑木林工房だより
第136回
更新/2016/10/4

奈良・元興寺、興福寺へ

工房だより



元興寺のお堂の屋根瓦を見学できると聞いて出かけてみました。
昔はよくこの町を歩きましたが、元興寺に参拝させてもらうのは久しぶりです。


工房だより



今回は工事足場のようなものが組んであり、屋根近くへ登って説明を聞くことができました。


写真右が極楽坊本堂(国宝)、左が禅室(国宝)です。


工房だより

よくある瓦と違い、ここのは下方が広く、上方が細い形をした丸い瓦を重ねる形式です。行基葺きというそうです。
元興寺は、平城京遷都より前の時代、百済の瓦博士が我が国に初めて本瓦葺きを伝えた飛鳥寺が移築されたと伝わっており、その古代瓦が今もこの屋根で使われているという事です。

いろんな時代の瓦が混じっているが、黒い瓦の一部は千四百年前のその瓦だそう。

工房だより



興福寺では、五重塔と三重塔が特別公開されているというので、こちらも拝観してきました。


陶芸教室奈良



ふたつの塔が同時に公開されたのは初めてだそうです。



古都祝奈良
これは、古都祝奈良(ことほぐなら)というアートイベントのサイトです。
元興寺でも興福寺でも、その一環でアート作品が展示されていました。奈良町界隈も歩いて幾つかのアートを楽しみました。